バニーの日の絵にくっつけた文の続き。暗転オチです。
R-15程度というか、イワンさんが延々セクハラしてるみたいな文になっちゃった
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言いながら、腰骨のあたりからウエストまでを編み上げている紐に指をかける。
「ン、もう、勝手ですわね……」
そわそわと落ち着かない様子の青海さんが、オレの腕に手を添えた。しかし、全くと言っていいほど力を入れていない手に、抵抗のつもりはないのだろう。
「脱ぎたかったんだろう?」
「そうです、けど……っ、あ、……ひぁ」
蝶結びを解いて紐を緩めようと、生地の下へ指を潜り込ませると、青海さんはオレにしがみつくようにして、目を閉じてしまった。
「……イヤ?」
「違、……いじわる」
「ええ……?」
すり、と潜り込ませた指を滑らせると、腕の中に囲い込んだ細い体がフッと熱を上げる。さっき持ち上げたウサギの耳はくったりと垂れていて、きわどいけれど直接的な場所からは遠いところの愛撫にも感じ入っているようだった。
「……意外と、固いね。この生地」
着せたまま最後まで、というのは難しい。ならばと散々遊んで、さすがに紐が緩んできたころには、青海さんはすっかり肌に血色を浮かせて、息を切らしていた。相変わらず肉付きの薄いウエストを両手でつかむと、「あ……」とあえかな声を上げてうつむく。それでも頬に手を添えると、しっとりした肌をオレの手に預けて、おずおず見上げてくれる。たまらなくなって唇を重ねれば、青海さんは甘えるようにオレの下唇を吸ってから、うっすらと口を開けて誘った。
「ン、……は、ちゅ……」
牙に唇や舌を当てないようにキスをするのが、上手になっている。……深いキスも知らなかった青海さんは、今、ワニとのキスの仕方しか知らない。
「……」
「んむっ、ン、ぅ」
小さくて薄い舌を少しばかり強く吸って、口を離す。蕩けたような唇の端、銀糸が伝う細いおとがい、と押し当てるだけのキスを繰り返して、胸元へ顔を寄せた。鎖骨に額をすり寄せると、青海さんはくすぐったそうに身悶える。
「あ、ンフ、……イワンさんのお耳が、擦れて」
すっかり忘れていたオレのつけ耳が、青海さんの顔に直撃していたらしい。モフモフですわ、とつけ耳を撫でる手を捕まえて、苦笑を漏らした。
「いい雰囲気だったのに」
「過去形ですの?」
「……恰好つかないから、外してもいいかい」
これ、と自分のつけ耳をつまむ。お似合いでかわいらしいのに、と残念がる青海さんの耳元に、唇を寄せた。
「いいのかい? ウサギは年中発情期だっていうけど……キミの身がもたないかも」
「……いつもとなにか違いまして?」
困ったように首を傾げられてしまっては、言われっぱなしでいるわけにもいかない。
「試してみようか」
わざとらしいくらい低めた声で彼女の肌を震わすように言って、滑らかな曲線を描く背筋をなぞれば、目の前にある耳が熟れたように赤く染まった。
「今は、キミもウサギだろう?」
付き合ってくれるんだよね、と腰を抱く。それだけで、青海さんはくたりと力を抜いて、オレに体を預けた。
「……乗り気でなければ、こんな格好……」
するわけないじゃありませんの、という言葉は、オレの耳に入る前に、舌でからめとってしまった。つくづく罪深いし、無防備なひとだ。
翌朝、万年発情期扱いしたことは反省したかもしれないけど、別に懲りてはいない青海がいるんじゃないかしらね。体力しんどいかもだけど、なんだかんだ好きだからね。
えっちが好きっていうよりイワンさんが好きだし、こうやってじゃれるみたいに愛し合うのが好きっぽい。:あら~: