適応障害で診断書が出て、お休みをいただいている状態で、いっぺん仕事のこと忘れてみるか、と一日旅を決行しました。
クリエイティブ職への転職を目指しているのもあって、ちょっと元気をもらいたいなと思い、目的地を千葉県館山市の「安房神社」に。
ものつくりの神様や開拓の神様など、たくさんの神様がお祀りされている大きな神社です。
電車に乗ってバスに乗って、乗り継ぎを待ったりしながらゆっくりゆっくり向かいました。

千葉に山はないなんて言いますけど、車窓からは切り立った岩山が見えたりしました。
鋸山とはまた違う場所だけど、石材の切り出しが主産業だったりしたのかもしれません。
山があって川があって、海もあって。こんなところで生活できたら気持ちよさそうだなぁと思います。買い物や交通が便利な土地でしか暮らしたことがないので、多分いきなり移住なんかしたら死んでしまうだろうなとは思いますが。
館山駅には、1時間に1本電車が来ます。(2本来る時間帯もある)

1本逃がしたら1時間お散歩タイム。
なんにも考えないで、足の向くまま歩き回る旅をするのにはぴったりです。

どうやらアニメの聖地らしく、高速バスの待合所にはかわいいイラストが掲示されていました。
どんなアニメなんでしょうね、飛行機に乗るのかしら。ちょっと気になります。
これ以降、館山駅に帰ってくるまで写真を撮り忘れていました。
神社の境内でパシャパシャ写真撮るのは気が引けるにしても、表から鳥居の写真くらい撮っても良かったのではないかしら。
安房神社までは路線バスを使います。
電車で駅に到着してから、バスの時間まで40分くらいあったので、駅周辺をうろうろしつつ乗るバスのことを調べました。
……ICカード、使えない……!?(自宅最寄り駅でバス代込みのチャージを済ませていた人の顔)
実家にいたころはバスを使っていたものの、もう10年近く免許の更新に行く時くらいしかバスを使わない生活をしていたため、乗り方があやふやです。PASMOが使えればどうとでも、と思っていたところ、それが封じられてしまいました。
バスの時間まで余裕があってよかった(バスの券売機があった)
往復の券を買えばよかったのですが、行きの分だけ買いました。帰りの運賃は、行きのバスが停留所に来てから発車するまでの間に、車内で両替しておきます。……まさかこれが伏線になるとは。

バスを待つ間に見つけた記念碑(写真は帰りがけに撮った)。チーバくんの土踏まずあたりで関東の省営バスが始まったんですねぇ。
20分ほどバスに揺られて、「安房神社前」という停留所で降ります。館山駅からは490円。
ホームセンターを横目にバス通りから一本横道に入ると、自然豊かな住宅街。本当にこの道でいいのか……? と思っていると大きくて真っ白な鳥居が見えました。
ひとつめの鳥居をくぐって、玉石の参道を歩き、ふたつめの鳥居を抜けると、手水舎があります。
ご時世柄なのか柄杓はなく、かたわらに手指消毒用のアルコールが設置されていました。
手を消毒してから拝殿へ向かい、お参りをします。
これから頑張ります、という決意表明やら、良いご縁が保てますように、やら、手を合わせたまま結構長いこと祈っていたように思います。強欲な奴だと呆れられていないといいのですが。
帰りがけにおみくじを引いてみたら、「気運は上り坂にあります」「就職 希望を下げよ 職あり」(抜粋)とのこと。
あんまり高望みせず、できることをやってよいご縁を待て、ということですかね。
神社の中を歩き回ったりしてバス停に戻りましたが、そも、この路線バスは1時間に1本。お参りに30分もかからなかったので、近くのホームセンターで鉢植えなんかを眺めて時間を潰していました……が、それにしても限界があります。
あまりにも暇だったので、バス停一つ分歩いてみることにしました。
稲刈りの終わった田んぼが広がっていて、畦には彼岸花が群れて咲いていて、よく晴れた秋の風がさわやかで。山陰にあったバス停で蚊にくわれながら座って待っているより、随分気持ちのいい過ごし方ができました。
ちょうど一つ手前のバス停(犬石)まで戻ったところで、戻りのバスが来る時間になって、そこで乗車。
再び20分揺られて駅まで戻ったのですが、ここで先ほどの伏線を回収しました。
バス停一つ戻ったら、運賃がちょっとだけ安くなっていました。
行きが490円だったのに、帰りは460円。往復の券を買わなかったから、少しだけ🉐でしたね。
館山駅に戻ったところ、帰りの電車まで30分くらい時間があったので、海を見に行くことにしました。

なにしろ、駅から海が見えていましたからね。街路樹が完全に南国……。
5分も歩かないうちに海岸に行きつきました。鏡ヶ浦というところです。

夕暮れに富士山の頭だけ見えていて、大きな船が通っていたり、いい時間帯でした。
砂浜まで下りてみると、穏やかだけど数メートル離れたら人の声がかき消されそうな波の音がしています。私にとって海は泳ぐ場所というよりは眺める場所なので、人の少ない時期・時間に一人で波打ち際に立つのは、とても心地よかったです。
しばらく眺めて、満足して駅に戻るころにはすっかり日が暮れかかっていました。
ちょうどいい時間にやってきた2両編成の電車に乗り、乗り換えて乗り継いで、地元に帰ってきたころにはとっぷり夜。
起きている時間の半分くらい電車に乗っていた気がするし、ごはんも途中で買ったおにぎりとかでしたけど、すごく充実した1日を過ごせました。
移動距離のわりには歩いてないですけど、それでも1万歩ほど歩いてくたくたになって、寝床についてから眠るまでに全然苦労しませんでしたね。
目的地を一個だけ決めて、それ以外はふらふら適当に行きたいところへ行って、というラフな旅、リフレッシュにはお勧めです。